FX(外国為替証拠金)の2つの顔(fx初心者入門講座)

FX(外国為替証拠金)の2つの顔

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FX(外国為替証拠金)の2つの顔

FX(外国為替証拠金取引)を始めようと思ったある人が友人二人に
FXは、どんな投資商品なの?
と、尋ねた時に

友人のAさんは、FXを「リスクが高いけれど、リターンも大きいハイリスクハイリターンなギャンブル性の高い投資商品だ」といいました。

一方、Bさんは、「FXはリスクが少なく最も安定した収益を得ることができるローリスクミドルリターンな誰にもオススメできる魅力的な投資商品だ」といいました。

このような二人のFXへの印象の違いはどうして生まれてしまうのでしょうか?
それは、二人の投資スタイルに答えがあります。

Aさんは、FXの特徴であるレバレッジをフルに活用して短期的な投資を行っており。
100万円の初期投資から初めて、常にレバレッジを50~100倍利かせた取引を行っており、昨年は500万円の利益を出しましたが、今年は既に400万円近い損益を出しています。

一方、BさんはFXのもう一つの特徴であるスワップポイントでの収益を得ることをメインに考え、レバレッジを2~3倍に押さえ、長期的な視点で投資を行っており、100万円の初期投資から初めて1年間で10万円程の利益を得ました。

Aさんのように高いレバレッジを利かせて取引を行っていると、FXは一気に「ハイリスクハイリターン」なギャンブル性の高い投資商品になってしまいます。

一方、Bさんのようにレバレッジを抑えて「スワップポイント」での収益をメインに長期的な視点で投資を行えばFXは、ローリスクで高額ではないがある程度の収益を見込める、安定した投資商品となるわけです。

もちろん、Aさん、Bさんどちらの投資スタイルがFXの正しい運用法だと決めることができるものではありません。しかし、自分の意思で「ハイリスクハイリターン」と「ローリスクミドルリターン」な投資スタイルを選択できるということは、FXの魅力のひとつだといえるでしょう。

レバレッジとは?

FX(外国為替証拠金取引)の特徴のひとつに、レバレッジと呼ばれるシステムがあります。

レバレッジとは、英語では「leverage」とあらわし、直訳すると「梃(てこ)」を指します。

FXでのレバレッジはまさに「梃(てこ)」のように、FX会社の力を借りて
自分の資金(証拠金)を元に、何倍ものお金を借り入れて投資するというイメージです。
株式投資でいうところの信用取引と似たシステムです。

レバレッジの倍率は、FX会社によって変わりますが、2倍から最大25倍以上(1万円で25万円分の取引可)(平成23年8月1日から)という会社も存在します。

FXが近年、爆発的に普及した背景には、このレバレッジを利用してハイリスクハイリターンな投資を行った人が莫大なお金を手に入れたという話がマスメディアで取り上げられているのもその一因だといわれています。

例えば、2007年の春にあった「主婦がFXで4億の利益を脱税」という事件がありましたが、あの主婦も1千万ほどの資金を元手にレバレッジを聞かせて4億もの利益をあげたといわれています。

これは、今から見れば円高・外貨安だった2003年ごろにユーロ・豪ドルあたりをレバレッジ200倍程度で運用し、20%ほど値上がりしたところで4億円の利益を出したと考えれらています。

ただし、この方法は逆にいえば、たった0.5%の下落で1,000万円が消える運用法ですから、投資というよりはギャンブルに近いハイリスクハイリターンな方法ですので、正直、真似はおすすめできません。

FXとおなじような投資商品として知られる株にも「信用取引」という方法を利用すれば資金以上の運用が可能です。しかし、信用取引の上限は3倍が限度となっています。FXでは10~20倍のレバレッジを利用できることがどのFX会社でも当たり前ですので、株よりも大きな見返りが期待できるFXに人気が集まってきたといわれています。

レバレッジは、少ない資金で大きな収益を得ることができるFXの魅力のひとつですが、同時に大きなリスクを背負い込むことにもなりますので利用する際には、きちんとした自覚と注意が必要です。

小額資金で始められるFX

レバレッジをきかせられるということもあり、FXは少額資金からも始めることが出来ます。

私の友人に株や外貨預金には、全く興味を持っていなかったけれども、最近、FXを始めたという友人がいます。

その友人に、FXを始めた理由を聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

株や外貨預金は、始めるのにどうしても50~100万くらいの初期投資が必要だろ?でも、FXなら10万くらいの初期投資で始めることができるから、俺もやってみようかなって思えて。

たしかに、外貨預金は10万円の初期投資では始めることすら難しいとされており、50~100万の初期投資が必要だと言われています。

多くの人にとって100万円を用意するのは、なかなか難しいかもしれません。
けれども、10万円であれば多くの方が「投資」として利用してみてもいいと感じるのではないでしょうか?
ましてや、5千円であれば一回、呑みに行く日を減らせば誰もが都合できる金額でしょう。

このような、FX始めるための必要な経費の少なさFXの大きな魅力のひとつだと言われています。

スワップポイントとは?

FX(外国為替取引)の収益チャンスは2つあります。

一つは、「FX(外国為替証拠金取引)とは」でもお話した、外貨を「安く買って高く売る」または「高く売って安く買う」ことで得られる為替変動による利益(これを「キャピタルゲイン」と呼びます)。

そして、もう一つFXには、各国の通貨の金利差による利益(これを「スワップポイント」と呼びます)による利益も得ることができます。

スワップポイント」=「各国の通貨の金利差による利益」
と、言われてもピンとこない方も多いかも知れません。

スワップポイントを理解するためには、まず「金利」とは何かを知らなければなりません。
金利」とは、お金を借りた人が貸した人に支払う「借り賃」にあたります。
銀行をお金に預けた際にも「金利」が付きます。預金の場合、私たちは銀行にお金を保管してもらっていると思いがちですが、実は銀行が私たちからお金を借りているともいえるのです。

金利は借りた(貸した)お金の「年○%」という形で表されます。金利「○%」でどのくらいの期間借りたか(貸したか)によって、利息「○円」が決まります。
例えば、金利2%の銀行に100万円を預けた場合、1年後には100×0.02=2万円の利息がつくことになります。

この「金利」は、国によって異なっています。
各国の政府銀行が公定歩合(一般の銀行にお金を貸す際の金利)を決めて、それに基づき、銀行が金利を決めています。

一般に金利が高い国というのは、
・好景気である
・インフレがものすごく進んでいる・外貨がほしいので金利を上げている
・現在発展中なため、急激な変化が多い
・貨幣価値が低い

と、いわれています。

金利が低い国というのは、
・不況が続いている
・デフレがものすごく進んでいる
・信頼できる通貨
・実は、平和な国である

と、いわれています。

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FX(外国為替証拠金取引)では、お金を証拠金として証券会社に預けて(預金して)いますので、当然、金利が発生します。この金利が各国の通貨によってバラつきがあるため利益を得ることができます。

では、その仕組みを例をとって説明してみます。

1アメリカドル=100円の為替レートの時に。
日本円の金利は0.05%、アメリカの金利は2.0%と仮定します。

ここで、10万アメリカドルをロングポジション(買っている状態)を建てたとします。

すると、アメリカドルの金利が年利2.0%、日本円の金利が年利 0.05%とすると、下記のような計算式となり、スワップポイントとして1日あたり約534円を受け取ります

【計算式】
10万米ドルにかかる金利は2.0%
100,000×0.02=2000
つまり、一年間で2000ドルの利子(円になおすと20万円)が付くことになります。

10万ドルを円で買うには1ドル=100円とすると、1千万円が必要です。
この1千万円に付く金利は0.02%なので
100,00000×0.0005=5000
一年間で5千円の利子が付くことになります。

つまり、10万ドルを1年間ロングポジションすると、
200,000-5,000=195,000
10万ドルを円で買うために必要な1千万円を持っているより195,000円多くの利子が付くことになります。
1年間で19万5千ですから1日だと

195,000円 ÷ 365日 = 約534円

この534円が、1千万円で10万ドルをロングポジション(買っている状態)した際の1日あたり発生する、アメリカドルと日本円の金利差になり、これを1日あたりの「スワップポイント」と呼びます。

例では、金利が低い日本円で、金利が高いアメリカドルをロングポジションしていますので、金利差はプラスになっていますが、逆に金利が高い通貨で金利が低い通貨をロングポジションした際には、スワップポイントはマイナスになるので注意が必要ですが、私たち日本人は、超低金利政策を行っている日本で暮らしているため、日本円を元手にしているため、スワップポイントは常にプラスになり、収益を得ることができるのです。

このスワップポイントで利益を得る方法を、FXで収益を得る方法として活用している方を「スワップ派」と呼びます。スワップ派におすすめのFX会社は、「スワップ派が選ぶなら」という記事に別途しるしていますので、どうぞそちらをご覧ください。

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